一般会計予算とは

日本の国家財政の中心となる「一般会計予算」について詳しく解説します。

一般会計予算の概要

一般会計予算は、国の基本的な行政サービスや政策を実施するための中心的な予算です。 税収や国債発行などの主な財源をもとに、社会保障、教育、防衛、公共事業など幅広い分野に支出されます。

一般会計は「国の財布」とも呼ばれ、国の財政運営の根幹をなします。 令和6年度(2024年度)の一般会計予算総額は約112兆円で、歳入の約6割が税収、約3割が国債発行によって賄われています。

主な歳入と歳出

歳入(収入)

  • • 税収(所得税・法人税・消費税など)
  • • 国債発行(借金)
  • • その他収入(印紙収入・雑収入など)

歳出(支出)

  • • 社会保障費(年金・医療・介護など)
  • • 国債費(過去の借金返済・利払い)
  • • 公共事業費
  • • 教育・科学技術
  • • 防衛費
  • • 地方交付税交付金
  • • その他

特徴と役割

  • 国の基本的な行政サービスの財源
  • 国会で毎年審議・議決される
  • 税収と国債発行が主な財源
  • 社会保障費の割合が年々増加
  • 財政健全化の指標として注目される

近年の動向

一般会計予算は年々増加傾向にあり、特に社会保障費と国債費の増加が財政を圧迫しています。 税収の伸び悩みや高齢化の進展により、国債発行への依存度も高まっています。

  • • 2024年度:一般会計総額 約112兆円(うち社会保障費 約36兆円、国債費 約26兆円)
  • • 税収:約69兆円、国債発行:約35兆円
  • • 社会保障費が全体の約3割を占める